My Pace 2005.12.01

中３進路決定について

　中３生は，そろそろ学校での志望調査や面談等で進路を絞ってくる時期にきています。受験生にとって，自分の学力でどこの高校に入れるかということはとても心配なことだと思いますし，学校から早く決めるように言われると，不安を少しでも減らそうと確実性の高い高校に妥協して決めてしまいたくなる気持ちもわかります。
　しかし，受験は来年の３月９日，今から３ヶ月以上先です。中学生で習う内容もそろそろ終わり，これから総復習を始めます。また，受験に対する意識も高まってくる時期ですから，当然これから成績が上がってきます。特に３学期は一番伸びる時期で，我々ですら驚くような伸びを示す生徒が毎年いるのです。ですから，今の力で行ける高校ではなく，受験の時点（来年３月）での学力を基準に考えなければなりません。
　学校は多くのいろんな生徒の進路指導をしていますから，早めに確実なラインを薦めてきます。しかし，塾では，学校の最後の実力テストが終わった後，その一番伸びる時期にさらに５回以上のテストをし，受験に最も近い時点での学力をより正確に把握した上で，（それが無謀な挑戦でない限り）行きたい高校へ行くために，綿密に資料を集め検討し，それらをすべて受験生本人や保護者に見せた上で相談していきます。その結果，学校では反対されたが，塾に薦められて合格したという例は非常にたくさんあるのです。もちろん失敗は許されませんから，志望校を変える最後の時期には思い切って決断してもらわねばならないこともあります。
　一旦入った高校は３年間通うことになります。ですから後悔のないように最後まで可能な限り行きたい高校へ行くための努力をみなさんもして下さい。我々も全力で応援します。

〔森川〕